御曹司は高嶺の花に愛を刻む
それからというもの、お袋はその後も、どうやらその女を連れ回して、買い物に出かけたりしているようだった。
親父が言ってた。

何、考えてんだよ。

ったく。

しかし、あのお袋にあんなに気にいられて、あのテンションについてこれる女なんていんのか!?

俺のお袋は、元モデルで、今もそのプロポーションは健在だ。
顔も、化け物並みに若い。

前の彼女も、俺がお袋と並んで歩いてる所を見て、浮気を疑った。

勘弁してくれ。

れっきとした親子だ。

そして、テンションがおかしい。
常にではないんだけどな。

気に入れば、全開だ。

そんなお袋がいう女が、どんな奴なのか、気になってはいるが、、

菜由が決まって浮かぶ。

連絡先もしらず、この先会う事もできるかわからない菜由が。
< 70 / 228 >

この作品をシェア

pagetop