御曹司は高嶺の花に愛を刻む


「自分で、なんとかしなさい。
好きな女くらい、自分で必死になって追いかけなさいよ。
菜由ちゃんは、あんたには勿体無いくらい、いい子よ。
私の大事な友達でもあるの。
傷つける事は許さないわ。
陽平でもね。」

は?

「じゃ!!私は、菜由ちゃんとデートだから!邪魔しないでね?せいぜい、頑張ってね!陽平ちゃん!田中。だして」

そう言って、俺を置き去りにしてヒラヒラと手を振って行ってしまった。
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