御曹司は高嶺の花に愛を刻む
陽平だ。

また会えた!!
すごい!!

この辺で働いてるのかな?

陽平は嵐のようにやってきて、あっという間に通り過ぎて行った。

オデコにキスの感触を残して。

みんなの前じゃん!!

カッと顔が赤くなった。
恥ずかしすぎる!!
なんて事すんのよ!!

自分が、陽平に飛びついた事なんかスッカリ忘れて、そんな事を思った。


「あ!ごめんね!?行こう!!座れなくなっちゃう!!」

私は、唖然として何も話さない2人に声をかけた。

「お、おう。」 「あ、はい。」

お店には、運良くすぐ案内してもらう事ができた。

結局、2人はお店に着くまで、何も話さなかった。

ど、どうしたの?
< 85 / 228 >

この作品をシェア

pagetop