御曹司は高嶺の花に愛を刻む
「菜由。いつからあのアパートに住んでんだ?」

「え?今の会社に勤めてからだから、まだ引っ越したばっかりだよ!だから今年の春からだな」

「そうか。セキュリティ、ガバガバで大丈夫なのか?しかも一階の角部屋って、女が1人で住んだらダメだろ。」

「大丈夫でしょ!あそこ、大家さん夫婦も住んでるし!見た目はあれだけど、意外と中はリノベーションされてて、オシャレなんだよ?」

「そういう問題か?普通に心配なんだけど」

「ははは!ありがとっ!何かあったら陽平んとにでも逃げるわー」

「それ、思ってないやつだな」

本当にこのまま連れ去るぞ?

「ははは!大丈夫!何もないって!」

「何かあったら、すぐ言えな」

「わ、わかった。
んで、今日は何する?」
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