御曹司は高嶺の花に愛を刻む
「案1 ショッピング
 案2 ドライブ
 案3 遊園地」

「あはは!言い方!仕事かい!
案3 遊園地!!行きたい!!
カチューシャつけよ!!オソロで!!」

「何でだよ。お前だけでいいだろ。
おし、んじゃまず遊園地むかうな」

「やったー!!」

菜由は大喜びだな。
んとに。

かわいいやつめ。

「俺、子供の時以来だわ」

「本当にー!?私、友達と、あ、本当はショー一緒に行くはずだった子ね?咲季っていうの。美容部員してる親友なんだけどね、彼氏がジムのトレーナーでオーナーもしててね、かなりいかついの」

終わった?
友達の紹介か?
友達の彼氏の紹介された?
遊園地の話はどこいった?

「クックックッ。んで?」

「え?あっ!咲季と去年のハロウィン行ったばっかりだよ!って言おうと思ったんだった!あはは」

菜由はたまに、日本語がおかしくなる。
聞いてるとかなり面白い。
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