私は甘すぎる溺愛から逃れる方法を知らない
私は慌てて、亮弥さんから距離を取る。


「亮弥さんの馬鹿!チャラいし、距離は近いし、本当に馬鹿っ!」


私は最後にそれだけ言い放つと、すぐにその場から離れた。

絶対に赤くなってる自分の顔を亮弥さんに見せるわけにはいかない。



「チャラくなんてないよ。ずっとずっと玲乃一筋」



その公園を走り去った私に、そんな亮弥さんの言葉は勿論届かない。

これから、さらに甘い日々が始まる。
< 15 / 42 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop