拾われデザイナーと魅惑のランジェリー 〜副社長は名ばかり婚約者を溺愛中〜
翌朝、チャイムの音で目が覚める。慌てて玄関へ向かうと、崇臣さんがいた。
「荷物のまとめ、終わってる?」
「はい、段ボールにデザイン画と布をまとめただけですが」
「十分。引越はこっちでやるから、琶月は仕事の支度をして出ておいで」
「引越!?」
「手配しておいたんだ。今日、琶月の仕事が終わる頃には、うちに琶月のアトリエができているはずだよ」
この人はさらっと、すごいことを言う。しかも『支度をして出ておいで』ということは、待っていてくれるということだ。
「今日は早速、SJHの新ブランドマネージャーと会って、イメージを掴んでもらいたくて」
そういうことか、と合点し、慌てて準備をしに部屋内へ戻る。5分で着替えて身なりを整え、「お待たせしました!」と玄関を開いた。
「早っ!」
崇臣さんはケラケラ笑いながら、昨日と同じ車に私を誘った。
「荷物のまとめ、終わってる?」
「はい、段ボールにデザイン画と布をまとめただけですが」
「十分。引越はこっちでやるから、琶月は仕事の支度をして出ておいで」
「引越!?」
「手配しておいたんだ。今日、琶月の仕事が終わる頃には、うちに琶月のアトリエができているはずだよ」
この人はさらっと、すごいことを言う。しかも『支度をして出ておいで』ということは、待っていてくれるということだ。
「今日は早速、SJHの新ブランドマネージャーと会って、イメージを掴んでもらいたくて」
そういうことか、と合点し、慌てて準備をしに部屋内へ戻る。5分で着替えて身なりを整え、「お待たせしました!」と玄関を開いた。
「早っ!」
崇臣さんはケラケラ笑いながら、昨日と同じ車に私を誘った。