拾われデザイナーと魅惑のランジェリー 〜副社長は名ばかり婚約者を溺愛中〜
崇臣さんは私を、アトリエの隣の部屋に促した。こちらはアトリエと同じくらいの広さだが、ベッドだけが置かれている。
「わ、普通の部屋ってこんなに床が広いんですね!」
「ふ……くくっ。でもこれで、生活しやすくなったんじゃない?」
「はい、ありがとうございます!」
感激して振り向けば、崇臣さんはまだ肩を揺らして笑っている。けれどすぐに笑いを収め、寝室内のクローゼットを開いた。
「あとね、服、少なかったから買い足しておいたよ。誰でも好きなのを着て」
「わわ、これ、あのブランドの新作ワンピ!」
思わず手に取り、その生地の肌触りにうっとりする。買い足したと彼の言った服はどれも高級品だが、シンプルでお洒落なものばかり。崇臣さんのセンスなのだろう。
「もう、全部好きです! これもこれも、飾っておきたい!」
「『飾って』って……くく、あはは!」
「……すみません。でも、こんなに高級な服たち、自分じゃ着れないなって」
「そんなことないと思うけれど?」
「こういうのは一般人が着ても似合わないんですよ! モデルさんが着るからこそ映えるんです。私みたいな体型ではとても――」
言いかけたところで、崇臣さんの手がこちらに伸びてくる。そのまま、私のお腹をぷに、と摘まんだ。
「わ、普通の部屋ってこんなに床が広いんですね!」
「ふ……くくっ。でもこれで、生活しやすくなったんじゃない?」
「はい、ありがとうございます!」
感激して振り向けば、崇臣さんはまだ肩を揺らして笑っている。けれどすぐに笑いを収め、寝室内のクローゼットを開いた。
「あとね、服、少なかったから買い足しておいたよ。誰でも好きなのを着て」
「わわ、これ、あのブランドの新作ワンピ!」
思わず手に取り、その生地の肌触りにうっとりする。買い足したと彼の言った服はどれも高級品だが、シンプルでお洒落なものばかり。崇臣さんのセンスなのだろう。
「もう、全部好きです! これもこれも、飾っておきたい!」
「『飾って』って……くく、あはは!」
「……すみません。でも、こんなに高級な服たち、自分じゃ着れないなって」
「そんなことないと思うけれど?」
「こういうのは一般人が着ても似合わないんですよ! モデルさんが着るからこそ映えるんです。私みたいな体型ではとても――」
言いかけたところで、崇臣さんの手がこちらに伸びてくる。そのまま、私のお腹をぷに、と摘まんだ。