幼なじみの不器用な愛し方
「あたしは有斗の保護者じゃないんですけど……」
苦々しくそう言ったあたしに、結子とツジはまた笑った。
放課後、二度目の委員会が開かれた。
委員長になってしまったあたしは、揃って副委員長に任命された菊池と一緒に教卓の前に立って話を進めていく。
「メインは当日の運営になります。誰がどの役割にするか、まずはそこから話し合って……」
色んな種目の準備片付けをする係、救護係、アナウンス係などなど。
体育祭の運営に必要な仕事を読み上げて、挙手制で係を決めていく。
3年目だし特に希望もないしと余った係に手を挙げた結果、あたしは救護係に割り振られた。
「じゃ、まずは係ごとに集まって。当日の流れや組み合わせを話し合ってください」
菊池の声がけで、広い視聴覚室に生徒が散る。
1人の男子生徒が手を挙げたので、救護係は部屋の後ろの方に集まることになった。
苦々しくそう言ったあたしに、結子とツジはまた笑った。
放課後、二度目の委員会が開かれた。
委員長になってしまったあたしは、揃って副委員長に任命された菊池と一緒に教卓の前に立って話を進めていく。
「メインは当日の運営になります。誰がどの役割にするか、まずはそこから話し合って……」
色んな種目の準備片付けをする係、救護係、アナウンス係などなど。
体育祭の運営に必要な仕事を読み上げて、挙手制で係を決めていく。
3年目だし特に希望もないしと余った係に手を挙げた結果、あたしは救護係に割り振られた。
「じゃ、まずは係ごとに集まって。当日の流れや組み合わせを話し合ってください」
菊池の声がけで、広い視聴覚室に生徒が散る。
1人の男子生徒が手を挙げたので、救護係は部屋の後ろの方に集まることになった。