元カノ
そのまま朝になり、心太が何か言っていたが、聞き取れなかった。
「…おはよ、シン君。
ちょっと寝れなくて…、何か言った?」
「あ…、ううん、なんもない。
っていうか、寝不足なら寝とけよ?
朝ごはんとか適当にするから」
心太の優しさに泣きそうになる。
「ありがと、シン君」
みっちゃんって誰、そう聞こうと思ったけど、怖くて聞けなかった…。
もし、好きな人と言われたら立ち直れなくなるから…。
「…好きなのはあたしだけなん?」
心太が会社に行った後、詩生里は呟いた。
答えはわかっている。
…苦しい、胸が、張り裂けそう…。
詩生里は起き上がると、カッターナイフで手首を切りつけた…。
胸が苦しくなるといつもしてしまう。
こんな自分は嫌なのに…。
自分を傷つける手は止まらない…。
「…おはよ、シン君。
ちょっと寝れなくて…、何か言った?」
「あ…、ううん、なんもない。
っていうか、寝不足なら寝とけよ?
朝ごはんとか適当にするから」
心太の優しさに泣きそうになる。
「ありがと、シン君」
みっちゃんって誰、そう聞こうと思ったけど、怖くて聞けなかった…。
もし、好きな人と言われたら立ち直れなくなるから…。
「…好きなのはあたしだけなん?」
心太が会社に行った後、詩生里は呟いた。
答えはわかっている。
…苦しい、胸が、張り裂けそう…。
詩生里は起き上がると、カッターナイフで手首を切りつけた…。
胸が苦しくなるといつもしてしまう。
こんな自分は嫌なのに…。
自分を傷つける手は止まらない…。