病弱プリンセス 〜ギャップ萌え男子は溺愛中。〜
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
***
※この回で「、」や「…」が多いのはわざとです。誤字 ではないです!
***
ん、んーっ。
やっちゃった……。
玄関で、倒れちゃった…。
しかも床で寝てたってこと…ドアも、開けっぱなしだし…。
急がないと……。
でもまだ身体が、熱くてだるい。
目を、開けて立ち上がらないと…。
「ん、うぅー。」
あれ?
床にしては、地面が柔らかくてふかふか…。
しかも玄関じゃ、ない。
もしかしてお布団?気づかない間に自分で移動した…?
……いや、そんな体力もないはず、だし…。
じゃあ誰が助けてくれた?
あの場にいたのは、隣の部屋の黒羽さんだけ…。
ほんとに黒羽さん…!?
「……起きたのか。」
黒羽さん、いたんだ!見えなかった。
助けてくれたのに失礼だけど、少し怖いなと思いながら黒羽さんの顔を見た。
黒羽さんの目…。
いつもすれ違ったりする時は冷たくてぶっきらぼうな視線なのに…どこか今は優しい気がする。
少し心配しているような、年下の妹とか弟とかに向けるような、優しい目。
「あ……は、い。ありがとうございます…!」
「……起きたならもう戻る。じゃあ。」
ま、まだお礼…して、ない。
「待って、ください。お礼が……。」
「そんな状態なんだからお礼はいい。」
「ふぇ。」
《バタン。ピッ、ガチャ》
あ、行っちゃった。お礼できなかった……。
黒羽さん、怖いって思ったけど、優しいとこもあるんだぁ…。
やっぱり噂だけで判断なんてしちゃいけないな……。
***
※この回で「、」や「…」が多いのはわざとです。誤字 ではないです!
***
ん、んーっ。
やっちゃった……。
玄関で、倒れちゃった…。
しかも床で寝てたってこと…ドアも、開けっぱなしだし…。
急がないと……。
でもまだ身体が、熱くてだるい。
目を、開けて立ち上がらないと…。
「ん、うぅー。」
あれ?
床にしては、地面が柔らかくてふかふか…。
しかも玄関じゃ、ない。
もしかしてお布団?気づかない間に自分で移動した…?
……いや、そんな体力もないはず、だし…。
じゃあ誰が助けてくれた?
あの場にいたのは、隣の部屋の黒羽さんだけ…。
ほんとに黒羽さん…!?
「……起きたのか。」
黒羽さん、いたんだ!見えなかった。
助けてくれたのに失礼だけど、少し怖いなと思いながら黒羽さんの顔を見た。
黒羽さんの目…。
いつもすれ違ったりする時は冷たくてぶっきらぼうな視線なのに…どこか今は優しい気がする。
少し心配しているような、年下の妹とか弟とかに向けるような、優しい目。
「あ……は、い。ありがとうございます…!」
「……起きたならもう戻る。じゃあ。」
ま、まだお礼…して、ない。
「待って、ください。お礼が……。」
「そんな状態なんだからお礼はいい。」
「ふぇ。」
《バタン。ピッ、ガチャ》
あ、行っちゃった。お礼できなかった……。
黒羽さん、怖いって思ったけど、優しいとこもあるんだぁ…。
やっぱり噂だけで判断なんてしちゃいけないな……。