病弱プリンセス 〜ギャップ萌え男子は溺愛中。〜
「うぅ……っんぅ…はぁ……はぁ……うぅん…」
《…ポーン、ピンポーン》
《ピピッ、ガチャ》
「玲愛ちゃん、玲愛ちゃんっ。大丈夫ー?」
琉瑠ちゃんの声で目が覚めた。
「はぁっ!はぁ……、うぅっ。琉瑠ちゃん…?」
なんか小学校の頃の夢、を見てた…?
……あの出来事で男の子が怖くなって、女の子もちょっと苦手になった。
だから今も男の子に見られたり、話しかけられると怖い…。
「ごめんね、LINEしても全然既読つかなかったしチャイムもしたんだけど……。」
「はぁ、はぁ…。ううん、来てくれてよかった…。」
琉瑠ちゃんと昇くんは私が今回みたいになった時のために指紋を登録してるの。
琉瑠ちゃんがいなかったら、もっと悪夢に魘されてた(うなされてた)と思うと…本当に来てくれてよかった。
起きて一人ぼっちだったら……。
「大丈夫?……じゃなさそうだね。汗だくだし。顔も赤いよ。」
「ちょっと熱が出て…。はぁ…っ、大丈夫。それより課題終わってないからやらなくちゃ…。」
琉瑠ちゃんが私の額に手を当てる。
「あっっつ!熱、ちょっとじゃないじゃん!ほら体温計あるんだから測ってみて。」
「……わかったよぉ…。」
測ったら、熱が高いのバレちゃう…。心配かけちゃうし…。
仕方なく、私は体を起こして熱を測る。
《ピピピピッピピピピッ》
「…38.0℃……です…。」
なんか自然と声が小さくなる。
「やっぱり熱高い。今日はもう休んでね?いっつも無理するんだから。」
「うぅ〜。でも、まだ課題が終わって、ないっ。」
「そんなに熱あってしんどそうなんだからできないってばー。先生には私が上手く言ってあげるから!」
「……ありがとう…っ。」
「も〜、いいよこのくらい。もう慣れっこでしょっ。」
琉瑠ちゃんは中学の時から仲が良くて助けてもらったことも何度もある。
中等部に入った時、初めて声をかけてくれた、中等部で初めての友達。
昇くんとも仲が良くて、3人で遊んだりもしたんだ。
「さっき玲愛ちゃんが寝てる時、すごくうなされてたけど…。どんな夢を見てたの?」
「えっと…」
ー小学校の頃のこと。実はまだ琉瑠ちゃんには話してない。反応に困ると思うから…。
「話したくなかったら、話さなくてもいいよ。」
前から琉瑠ちゃんには話さないとな、と思ってた。
こんなに仲良くなった友達に隠し事をしたくないし、しちゃいけないなとも思ったから。
「ううん、前から話そうと思ってた、から。こほっ…少しずつでもいいかな…?」
「もちろん!」
《…ポーン、ピンポーン》
《ピピッ、ガチャ》
「玲愛ちゃん、玲愛ちゃんっ。大丈夫ー?」
琉瑠ちゃんの声で目が覚めた。
「はぁっ!はぁ……、うぅっ。琉瑠ちゃん…?」
なんか小学校の頃の夢、を見てた…?
……あの出来事で男の子が怖くなって、女の子もちょっと苦手になった。
だから今も男の子に見られたり、話しかけられると怖い…。
「ごめんね、LINEしても全然既読つかなかったしチャイムもしたんだけど……。」
「はぁ、はぁ…。ううん、来てくれてよかった…。」
琉瑠ちゃんと昇くんは私が今回みたいになった時のために指紋を登録してるの。
琉瑠ちゃんがいなかったら、もっと悪夢に魘されてた(うなされてた)と思うと…本当に来てくれてよかった。
起きて一人ぼっちだったら……。
「大丈夫?……じゃなさそうだね。汗だくだし。顔も赤いよ。」
「ちょっと熱が出て…。はぁ…っ、大丈夫。それより課題終わってないからやらなくちゃ…。」
琉瑠ちゃんが私の額に手を当てる。
「あっっつ!熱、ちょっとじゃないじゃん!ほら体温計あるんだから測ってみて。」
「……わかったよぉ…。」
測ったら、熱が高いのバレちゃう…。心配かけちゃうし…。
仕方なく、私は体を起こして熱を測る。
《ピピピピッピピピピッ》
「…38.0℃……です…。」
なんか自然と声が小さくなる。
「やっぱり熱高い。今日はもう休んでね?いっつも無理するんだから。」
「うぅ〜。でも、まだ課題が終わって、ないっ。」
「そんなに熱あってしんどそうなんだからできないってばー。先生には私が上手く言ってあげるから!」
「……ありがとう…っ。」
「も〜、いいよこのくらい。もう慣れっこでしょっ。」
琉瑠ちゃんは中学の時から仲が良くて助けてもらったことも何度もある。
中等部に入った時、初めて声をかけてくれた、中等部で初めての友達。
昇くんとも仲が良くて、3人で遊んだりもしたんだ。
「さっき玲愛ちゃんが寝てる時、すごくうなされてたけど…。どんな夢を見てたの?」
「えっと…」
ー小学校の頃のこと。実はまだ琉瑠ちゃんには話してない。反応に困ると思うから…。
「話したくなかったら、話さなくてもいいよ。」
前から琉瑠ちゃんには話さないとな、と思ってた。
こんなに仲良くなった友達に隠し事をしたくないし、しちゃいけないなとも思ったから。
「ううん、前から話そうと思ってた、から。こほっ…少しずつでもいいかな…?」
「もちろん!」