病弱プリンセス 〜ギャップ萌え男子は溺愛中。〜
「あ。それは隣の黒羽さんが買ってきてくれたの。」

「黒羽ってあの黒羽凉音?」

「うん。コホッ…玄関で倒れちゃっらんだけど…。そのままベッドに運んでくれて、それを買ってきてくれたんらよ。」

「そうだったのか。…黒羽さんのことは怖くなかったのか?」

「いや……。ちょっと怖かったけど…。いい人、だったよ。」

「お。少しは平気になってきたのか?」

「うん。最近は少し男の子も大丈夫になってきた…。」

「……ふわぁ…。」

たくさん話して眠くなってきた……。

「眠そうだな。…俺、あのお粥作っとくから起きて食べれそうだったら食べて。」

「ふぇ……。まだ……いからいで(行かないで)……」

「えっ//あ、えっ。分かった。」

「もう…少しだけ…。……むにゃ………」

「……。」

「すや…。」

昇くんを引き止めたまま、私は眠りについた。

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