私の隣にいるのは…
君と涙と私と

sideとき



「さの、俺、帰るわ」

「え?と、とき!?ま、待ってよ!なんにも食べてないじゃない!」



必死で叫ぶさの。

でも俺は無視して店を飛び出した。

カランカラン



「あ、ありがとうございましたー、」




遠く聞こえる店員の声。

それを背中で受け止めながら俺はただただ走った。
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