辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~ 2
第三章 美味しいものは、皆で食べた方が美味しいでしょう?
ラースとリティカの縁談がどう転ぶかは別として、リティカのことを思いやっていたイレネの顔を思い出すと、エルの胸まで痛くなってしまう。
(……うん、こういう時は相談よね!)
エル一人でできることはそう多くないから、こういう時は兄達に相談するに限る。
「ラス兄さんは、リティカ嬢のことを気に入っていると思うな」
「僕もそう思います。それが、恋愛感情なのかどうかまではわかりませんが」
デートの見守りから帰ってすぐ、メルリノとハロンにこっそり相談を持ちかけたら、そんな返事が返ってきた。
やっぱり、ラースの方は好意的だったのか。ただ、それが恋愛感情かどうかわからないという点についてはエルも同意である。もしかしたら、婚約者を失ったばかりなのに、婚約しないといけないリティカに対する同情なのかも。
(……うん、こういう時は相談よね!)
エル一人でできることはそう多くないから、こういう時は兄達に相談するに限る。
「ラス兄さんは、リティカ嬢のことを気に入っていると思うな」
「僕もそう思います。それが、恋愛感情なのかどうかまではわかりませんが」
デートの見守りから帰ってすぐ、メルリノとハロンにこっそり相談を持ちかけたら、そんな返事が返ってきた。
やっぱり、ラースの方は好意的だったのか。ただ、それが恋愛感情かどうかわからないという点についてはエルも同意である。もしかしたら、婚約者を失ったばかりなのに、婚約しないといけないリティカに対する同情なのかも。