辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~ 2
とくにここは王宮だ。氷魔術を扱える魔術師もたくさんいるに違いない。
「アイスクリームを作るのは大変なのね」
「とっても大変です、王妃様。エルはもう作りません」
リティカのためには頑張ったけれど、あまりしょっちゅう頑張るものでもないなと思った。
「王宮の菓子職人にも褒美を出さないとね。エル嬢は何か欲しいものはあるかしら?」
問われて首をぶんぶんと横に振った。王宮からこれ以上何かもらうだなんて恐ろしい。
けれど、それもまた王妃には好意的に受け止められてしまったようだった。こういうのは、困るのだが。
「エル嬢は、謙虚なのね。ハビエルもエル嬢を見習いなさいな」
「王妃様、殿下はとても努力家でいらっしゃいますよ。病を克服なさったのですもの」
「アイスクリームを作るのは大変なのね」
「とっても大変です、王妃様。エルはもう作りません」
リティカのためには頑張ったけれど、あまりしょっちゅう頑張るものでもないなと思った。
「王宮の菓子職人にも褒美を出さないとね。エル嬢は何か欲しいものはあるかしら?」
問われて首をぶんぶんと横に振った。王宮からこれ以上何かもらうだなんて恐ろしい。
けれど、それもまた王妃には好意的に受け止められてしまったようだった。こういうのは、困るのだが。
「エル嬢は、謙虚なのね。ハビエルもエル嬢を見習いなさいな」
「王妃様、殿下はとても努力家でいらっしゃいますよ。病を克服なさったのですもの」