辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~ 2
スズはぬいぐるみなので、皆の癒やしになるのが一番のお仕事だ。棚からハロンの腕の中に飛び降り、撫でてもらって、なんだか満足そうに見える。
「僕は何をしましょうか」
「メルにぃにはチーズを探してくださいな」
「まかせて!」
メルリノが保管庫の方に行ってチーズを取り出す。ハロンがはっとした顔になった。
「食材使ったら、料理長に言わないといけないんだよな。俺、スズと行ってこようか?」
「お願い!」
任せろ、とスズを抱えたままハロンは出て行った。
辺境伯家の食材はしっかりと管理されているのである。
試食を作るのは認められているけれど、辺境伯領の屋敷でも王都の屋敷でも使った食材はきちんと責任者に報告するのがお約束だ。
メルリノが持って来てくれたチーズも適当な大きさに切り分ける。
「僕は何をしましょうか」
「メルにぃにはチーズを探してくださいな」
「まかせて!」
メルリノが保管庫の方に行ってチーズを取り出す。ハロンがはっとした顔になった。
「食材使ったら、料理長に言わないといけないんだよな。俺、スズと行ってこようか?」
「お願い!」
任せろ、とスズを抱えたままハロンは出て行った。
辺境伯家の食材はしっかりと管理されているのである。
試食を作るのは認められているけれど、辺境伯領の屋敷でも王都の屋敷でも使った食材はきちんと責任者に報告するのがお約束だ。
メルリノが持って来てくれたチーズも適当な大きさに切り分ける。