辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~ 2
「エルも、マドレーヌは好きよ――あ、忘れてた」
話に夢中になっていて、クッキーの型抜きを忘れていた。それからは、せっせと二人で型抜きをし、天板に並べていく。
「スズは?」
「スズ……は、あ、あそこにいた。スズは、お料理する時には、遠くにいるの」
調理道具であるジェナやベティとは違い、スズが厨房に入ってもできることはない。
うかつに料理している側に寄って汚れても大変だと思っているらしく、厨房に入っても棚の上にいるのがいつものことだ。
「あとで、スズを抱っこしてもいい?」
「どーぞ。でも、クッキーの型抜きが終わってからね!」
熱いオーブンに天板を入れるのは、側で見守っていたロザリアが担当してくれた。
子供同士の会話には口を挟まず、見守ってくれるのがありがたい。
話に夢中になっていて、クッキーの型抜きを忘れていた。それからは、せっせと二人で型抜きをし、天板に並べていく。
「スズは?」
「スズ……は、あ、あそこにいた。スズは、お料理する時には、遠くにいるの」
調理道具であるジェナやベティとは違い、スズが厨房に入ってもできることはない。
うかつに料理している側に寄って汚れても大変だと思っているらしく、厨房に入っても棚の上にいるのがいつものことだ。
「あとで、スズを抱っこしてもいい?」
「どーぞ。でも、クッキーの型抜きが終わってからね!」
熱いオーブンに天板を入れるのは、側で見守っていたロザリアが担当してくれた。
子供同士の会話には口を挟まず、見守ってくれるのがありがたい。