辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~ 2
「辺境にも、お菓子職人が来てくれればいいのに。殿下、誰か辺境に行ってもいいよって人知らない?」
「んー、知らないなぁ」
「だよねぇ……」
やはり、ハビエルも辺境まで行っていいという菓子職人は知らなかったか。
王宮にはたくさんの菓子職人がいるだろうから、王妃に頼んだら一人ぐらい紹介してくれないだろうか。
「……ん、いい香りがする!」
「どうして、菓子職人が必要なの?」
オーブンの中では、クッキーがいい色に焼けている。厨房に漂う甘い香り。
クッキーの香りを楽しんでいるみたいに鼻をひくひくとさせながら、ハビエルは問いかけてきた。ロザリアの方をちらっと見てから、エルはハビエルに身を寄せる。
「んー、知らないなぁ」
「だよねぇ……」
やはり、ハビエルも辺境まで行っていいという菓子職人は知らなかったか。
王宮にはたくさんの菓子職人がいるだろうから、王妃に頼んだら一人ぐらい紹介してくれないだろうか。
「……ん、いい香りがする!」
「どうして、菓子職人が必要なの?」
オーブンの中では、クッキーがいい色に焼けている。厨房に漂う甘い香り。
クッキーの香りを楽しんでいるみたいに鼻をひくひくとさせながら、ハビエルは問いかけてきた。ロザリアの方をちらっと見てから、エルはハビエルに身を寄せる。