辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~ 2
第六章 魔族領に行きましょう
クレオの脱走未遂事件がありつつも、久しぶりに戻ってきた辺境伯領は、出発した時とまったく変わらずエルたちを出迎えてくれた。
そして今日のエルはとっても暇である。
「お嬢様、何か作りますか?」
そう声をかけてくれた菓子職人のトルテは、新しい菓子の開発と料理係を兼ねることになった。新しい菓子の開発だけでは、申し訳ないという彼の申し出からだ。
料理を専門に習ったことはないらしいけれど、包丁の扱いには慣れているし、オーブンの扱いなんてお手の物。
菓子の材料を加熱することもあるから、フライパンや鍋の扱いも問題ない。
厨房に一人入るなら、料理当番となっていた騎士を別の仕事に回せるというわけで、騎士団としてもありがたい話なのだ。
「そうだ、食料保管庫に行こう!」
そして今日のエルはとっても暇である。
「お嬢様、何か作りますか?」
そう声をかけてくれた菓子職人のトルテは、新しい菓子の開発と料理係を兼ねることになった。新しい菓子の開発だけでは、申し訳ないという彼の申し出からだ。
料理を専門に習ったことはないらしいけれど、包丁の扱いには慣れているし、オーブンの扱いなんてお手の物。
菓子の材料を加熱することもあるから、フライパンや鍋の扱いも問題ない。
厨房に一人入るなら、料理当番となっていた騎士を別の仕事に回せるというわけで、騎士団としてもありがたい話なのだ。
「そうだ、食料保管庫に行こう!」