辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~ 2
第七章 海だ! 海に来た!
翌日。朝食を終えるとすぐに皆で馬車に乗り込んだ。
海までは、馬車で三十分ほどだそうだ。今日は飛ばずに、ごとごとと馬車に揺られていく。
「塩水で顔がべたべたになるし、魔物は出るし、海って楽しいんですか?」
と、御者台からクレオ。ネーネと並んで御者台に座っているけれど、落ち着かないみたいだ。
「魔物?」
エルはクレオの方に身を乗り出した。海に魔物が出るのか。いや、森に出るのだから、海にだって出たっておかしくない。
「どんな魔物が出るの?」
「魚の魔物が多いかしら。美味しいわよ。あと、昨日のフライに使った魔物――クリスタルシュリンプとか」
ネーネの言葉に、エルは目を輝かせた。あのエビフライは最高に美味しかった。辺境伯領でもあれを食べられればいいのに。
「お魚! 食べりゅ!」
海までは、馬車で三十分ほどだそうだ。今日は飛ばずに、ごとごとと馬車に揺られていく。
「塩水で顔がべたべたになるし、魔物は出るし、海って楽しいんですか?」
と、御者台からクレオ。ネーネと並んで御者台に座っているけれど、落ち着かないみたいだ。
「魔物?」
エルはクレオの方に身を乗り出した。海に魔物が出るのか。いや、森に出るのだから、海にだって出たっておかしくない。
「どんな魔物が出るの?」
「魚の魔物が多いかしら。美味しいわよ。あと、昨日のフライに使った魔物――クリスタルシュリンプとか」
ネーネの言葉に、エルは目を輝かせた。あのエビフライは最高に美味しかった。辺境伯領でもあれを食べられればいいのに。
「お魚! 食べりゅ!」