辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~ 2
なんてことないようにロドリゴは言い放つけれど、クレオはまったくそんなこと知らない。ロドリゴは、クレオの頭に手をやるとわしゃわしゃとかき回した。
「伯爵が心配するのもわかるけどな、辺境には伯爵が心配するようなことは何もない。まあ、お前がしっかり見て、帰って伯爵にそう伝えればいいさ」
思う存分クレオの頭をかき回してから、ロドリゴはそれ以上は何も言わずに立ち去る。
「子供じゃないんだけど」
エルにやるみたいに頭をかき回されて、まるで小さな子供になってしまったような気がした。
(辺境伯様はあんな風に言ってたけど……)
父が、辺境伯家を不安に思うほどなのだ。きっと何かあるに決まっている。
「伯爵が心配するのもわかるけどな、辺境には伯爵が心配するようなことは何もない。まあ、お前がしっかり見て、帰って伯爵にそう伝えればいいさ」
思う存分クレオの頭をかき回してから、ロドリゴはそれ以上は何も言わずに立ち去る。
「子供じゃないんだけど」
エルにやるみたいに頭をかき回されて、まるで小さな子供になってしまったような気がした。
(辺境伯様はあんな風に言ってたけど……)
父が、辺境伯家を不安に思うほどなのだ。きっと何かあるに決まっている。