辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~ 2
と、つぶやいたメルリノは、前回同様ネーネの魔術の解析を始めたみたいだ。手元にメモ帳を引っ張り出したかと思ったら、何やらものすごい勢いで書き始めている。
(いつか、メルにぃにと一緒に空を飛べるようになるのかな)
それなら、エルも嬉しいけれど。
攻撃魔術は不得意ではあるけれど、それ以外の魔術についてはかなりの腕の持ち主である。もしかしたら、近いうちにメルリノも空を飛ぶようになるかもしれない。
「……ふわ」
と、あくびをしたラースは、背もたれに身を預けてさっさと眠る体勢に入ってしまった。たしかに、ここでは気を張る必要もないけれど、いきなり寝始めるのか。
「父上、王都に行ったら今度は何をするんだ?」
「んー、ネーネと陛下の会談だな。あと、エルには一働きしてもらう」
「え?」
(いつか、メルにぃにと一緒に空を飛べるようになるのかな)
それなら、エルも嬉しいけれど。
攻撃魔術は不得意ではあるけれど、それ以外の魔術についてはかなりの腕の持ち主である。もしかしたら、近いうちにメルリノも空を飛ぶようになるかもしれない。
「……ふわ」
と、あくびをしたラースは、背もたれに身を預けてさっさと眠る体勢に入ってしまった。たしかに、ここでは気を張る必要もないけれど、いきなり寝始めるのか。
「父上、王都に行ったら今度は何をするんだ?」
「んー、ネーネと陛下の会談だな。あと、エルには一働きしてもらう」
「え?」