辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~ 2
今日、エルにチョコレートケーキを持たせて王宮に行ったところで、何ができるというのだろう。側の鞄には精霊達もいるけれど、何があるのかそわそわとしてしまう。
「よく来てくれたわね。今日は、美味しいケーキを持ってきてくれたのですって?」
王妃の目はエルのケーキに釘付けである。
アルドとエミーの結婚式で出したオペラ風チョコレートケーキは、王妃に献上はしたもののレシピまでは渡していない。トルテがレシピを教えた辺境伯家の菓子職人から入手するしか、今のところ食べる機会はないのである。
「エル嬢、今日は何して遊ぶ?」
ハビエルの方は、すっかりエルに懐いてしまったようだ。最初の頃と比べると、大きな変化である。今では、イレネともども友人と言ってもいいかもしれない。
「今日は、何人いらしているのかしら」
「よく来てくれたわね。今日は、美味しいケーキを持ってきてくれたのですって?」
王妃の目はエルのケーキに釘付けである。
アルドとエミーの結婚式で出したオペラ風チョコレートケーキは、王妃に献上はしたもののレシピまでは渡していない。トルテがレシピを教えた辺境伯家の菓子職人から入手するしか、今のところ食べる機会はないのである。
「エル嬢、今日は何して遊ぶ?」
ハビエルの方は、すっかりエルに懐いてしまったようだ。最初の頃と比べると、大きな変化である。今では、イレネともども友人と言ってもいいかもしれない。
「今日は、何人いらしているのかしら」