辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~ 2
ぬいぐるみを作りたいというエルの願いを受け入れてくれて、こうして裁縫を教えてくれている。裁縫部に通ううちに、すっかり仲良しになってしまった。
何日かに分けてパーツごとに部品を作っていき、今日は最後の仕上げ。出来上がった部品を縫い合わせていくのだ。
「……難しい」
作業に集中すると、唇が突き出てしまう。けれど、そうしながらも部品を縫い合わせていく。ばらばらの部品達が、形になっていく。
そうして完成させたぬいぐるみをちょこんと座らせる。真っ白な毛皮を使って作ったぬいぐるみ。
「あああああっ、だめ、だめだってば!」
側でおとなしくしていた精霊のジェナとベティが、ぬいぐるみをちょんちょんとつつき始める。エルは慌ててふたりをぬいぐるみから引き離そうとした。
何日かに分けてパーツごとに部品を作っていき、今日は最後の仕上げ。出来上がった部品を縫い合わせていくのだ。
「……難しい」
作業に集中すると、唇が突き出てしまう。けれど、そうしながらも部品を縫い合わせていく。ばらばらの部品達が、形になっていく。
そうして完成させたぬいぐるみをちょこんと座らせる。真っ白な毛皮を使って作ったぬいぐるみ。
「あああああっ、だめ、だめだってば!」
側でおとなしくしていた精霊のジェナとベティが、ぬいぐるみをちょんちょんとつつき始める。エルは慌ててふたりをぬいぐるみから引き離そうとした。