辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~ 2
工房の人達が型紙を起こし、布を切る作業も手伝ってくれる。二日目には、型紙からすべての部品を切り出すことができた。
「あとは、順番に縫い合わせていけばいいんだよね?」
「はい、ここの部分は、細かく縫わないと綺麗なカーブが出ないので気を付けてください」
日の差す明るい工房。
皆、それぞれの場所について、無言で針を動かしたり鋏(はさみ)を使ったりしている。この工房の空気が好きだ。
エルの側にはジェナとベティがいて、二人とも静かにエルの様子を見守っていた。二人に目があるかどうかはわからないけれど。
「気持ちいいねぇ……次は、ネズミのぬいぐるみにしようかなぁ。クマも可愛いよねぇ……フェザードランも楽しいかも。にぃに達がくれたぬいぐるみと一緒に並べておくの」
「あとは、順番に縫い合わせていけばいいんだよね?」
「はい、ここの部分は、細かく縫わないと綺麗なカーブが出ないので気を付けてください」
日の差す明るい工房。
皆、それぞれの場所について、無言で針を動かしたり鋏(はさみ)を使ったりしている。この工房の空気が好きだ。
エルの側にはジェナとベティがいて、二人とも静かにエルの様子を見守っていた。二人に目があるかどうかはわからないけれど。
「気持ちいいねぇ……次は、ネズミのぬいぐるみにしようかなぁ。クマも可愛いよねぇ……フェザードランも楽しいかも。にぃに達がくれたぬいぐるみと一緒に並べておくの」