辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~ 2
「ありがとぉ」
白いふわふわの毛並みにピンクのリボンがよく似合う。
「ジャン! なぜお前が結ぶ! 俺に渡してくれればよかっただろうが」
ジャンは甘いものが好きなので、王都と行き来している連絡係に菓子を注文することがあるらしい。
たぶん、クッキーか何かの瓶に結ばれていたものなのだろう。
そして、ロドリゴは往生際が悪い。なぜ、ジャンがロドリゴにリボンを渡さなければならないのだ。
「厨房に入ったら、スズは汚れちゃうねぇ……」
真っ白な毛皮を使っているので、間違いなく汚れが目立つ。厨房に入る時には、注意しなければ。
「よし、夕食の前に皆に紹介しような」
と、ロドリゴが言ったのは、辺境伯家では、朝と昼の食事は団員達と一緒にとるけれど、夕食は家族だけで別室でとるからだ。
白いふわふわの毛並みにピンクのリボンがよく似合う。
「ジャン! なぜお前が結ぶ! 俺に渡してくれればよかっただろうが」
ジャンは甘いものが好きなので、王都と行き来している連絡係に菓子を注文することがあるらしい。
たぶん、クッキーか何かの瓶に結ばれていたものなのだろう。
そして、ロドリゴは往生際が悪い。なぜ、ジャンがロドリゴにリボンを渡さなければならないのだ。
「厨房に入ったら、スズは汚れちゃうねぇ……」
真っ白な毛皮を使っているので、間違いなく汚れが目立つ。厨房に入る時には、注意しなければ。
「よし、夕食の前に皆に紹介しような」
と、ロドリゴが言ったのは、辺境伯家では、朝と昼の食事は団員達と一緒にとるけれど、夕食は家族だけで別室でとるからだ。