辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~ 2
ハロンが手を伸ばしてスズの頭を撫でる。その手つきは優しくて、スズもうっとりしているように見えた。
「今度はスズの席を用意しておきますね」
今日は、エルと一緒に料理当番だったメルリノは、スズの場所を作ってくれるつもりのようだ。
「ありがと、メルにぃに。スズ、厨房に入らないと駄目?」
問いかけたら、駄目と身体を横に揺らす。
汚れたらメルリノに綺麗にしてもらえばいいけれど、毎回彼のお世話になるのも申し訳ない。ちゃんと居場所を決めた方がよさそうだ。
「スズもエルが好きなんだな。俺達もそうだけどな」
「わわっ」
ひょいと手を伸ばしてきたラースに抱え上げられ、彼の膝に移動させられる。ちょっと身をよじってみたけれど、抜け出せなかったのでエルはあっさり諦めた。抱っこされるのは、気持ちがいい。
「今度はスズの席を用意しておきますね」
今日は、エルと一緒に料理当番だったメルリノは、スズの場所を作ってくれるつもりのようだ。
「ありがと、メルにぃに。スズ、厨房に入らないと駄目?」
問いかけたら、駄目と身体を横に揺らす。
汚れたらメルリノに綺麗にしてもらえばいいけれど、毎回彼のお世話になるのも申し訳ない。ちゃんと居場所を決めた方がよさそうだ。
「スズもエルが好きなんだな。俺達もそうだけどな」
「わわっ」
ひょいと手を伸ばしてきたラースに抱え上げられ、彼の膝に移動させられる。ちょっと身をよじってみたけれど、抜け出せなかったのでエルはあっさり諦めた。抱っこされるのは、気持ちがいい。