辺境伯様と白い結婚~敵国の王女のはずが旦那様の甘やかしが止まりません~
私が凄い勢いで否定したので、テオドール様はキョトンとしていた。
「どうして?ロザリアも庭仕事しているのに?」
「そ、それは………………」
テオドール様はただでさえお忙しいのに庭仕事をさせるだなんて…………でもそう言われると、返す言葉がなくなってしまう。
「ふっごめん。あんまり反応が可愛いものだから……とにかく一緒に行かせてもらうよ?庭師に挨拶もしたいからね……」
テオドール様の優しい微笑みに弱い私は、ただ頷くしか出来なかった。