辺境伯様と白い結婚~敵国の王女のはずが旦那様の甘やかしが止まりません~
第2章
いつもの日常
その夜はテオ様と沢山語らい合い、二人とも仲直りして安心したのか眠気が襲ってきて、寝落ちするように二人で眠りについた。久しぶりにテオ様と眠れる――――
私は喜びに浸りながら寝落ちていった。
そして朝目覚めると…………今度はテオ様が私をぎゅうと抱きしめて眠っていたのだった。私はテオ様の言っていた意味が分かったような気がする…………確かに色んな意味で眠れないかもしれないわ――
目覚めたテオ様は悪びれる素振りもなく、起きなければならない時間まで、ずっと私を抱き枕のようにぎゅうぎゅうしていた。
その日からはテオ様とはまた一緒のベッドに眠るようになり、幸せ過ぎて寝すぎなところにエリーナが入ってきて、二人とも起こされる……というような平和な日常が戻ってきた。
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「お二人ともだらけ過ぎです!あの日から7日は経ちましたのに朝はずっとダラダラしておりますし、ロザリア様も庭仕事はよろしいのですか?」
朝食の後、いつものようにテオ様の膝に乗せられてお茶をしながらゆっくりしていると、エリーナに言われてハッと気づいた…………そう言えばそろそろ菜園に種を蒔かなければ。
「そう言えばレナルドのところにしばらく行ってなかったわね。そろそろ種蒔きの時期だったわ!」
「レナルド?レナルドって呼んでいるのかい?」