制服レモネード
「アズがはじめて大好きになった人と一緒になれて、私もおんなじように嬉しいよ。全然寂しくないって言ったら嘘になるけど。ほんと、おめでとう!」
結衣はそう言うと「早くさっきの待ち受けにしな」なんて言った後に「で、どこまでしたんだよ」なんて私の肩に手を回しながら聞いてきて。
親友からの事情聴取が始まった。
「へ〜!ついに付き合ったのか!おめでとうアズ!」
学校に着いて教室の外の廊下で、濱谷くんにも矢吹さんとのことを報告する。
「うん。濱谷くんもずっと相談に乗ってくれたり協力してくれたり、ありがとう」
「アズが無事結ばれて良かったよ〜。この流れで俺も早く……」
「え、何、はまやん好きな人いんの」
結衣が「初耳なんだけど」と言いながら聞く。
「うん、はじめて言ったし」
「え!で!どこの誰なの!」
食い気味でそう聞く結衣と、私も同じように体を前のめりにする。
「……言わね〜」
ボソッと濱谷くんが呟くと、結衣は「つまんね〜」と声を上げる。
そんな結衣をよそに、濱谷くんは「今はまだな」なんて呟いてから教室へと入って行った。
濱谷くんの好きな人、かぁ。
気になるなぁ。
あ、もしかして!結衣だったりして?!
今までの2人のやりとりを見てそんな風に見えたことないから考えたこともなかったけど、もしかして、その可能性もあるんじゃ?
結衣はそう言うと「早くさっきの待ち受けにしな」なんて言った後に「で、どこまでしたんだよ」なんて私の肩に手を回しながら聞いてきて。
親友からの事情聴取が始まった。
「へ〜!ついに付き合ったのか!おめでとうアズ!」
学校に着いて教室の外の廊下で、濱谷くんにも矢吹さんとのことを報告する。
「うん。濱谷くんもずっと相談に乗ってくれたり協力してくれたり、ありがとう」
「アズが無事結ばれて良かったよ〜。この流れで俺も早く……」
「え、何、はまやん好きな人いんの」
結衣が「初耳なんだけど」と言いながら聞く。
「うん、はじめて言ったし」
「え!で!どこの誰なの!」
食い気味でそう聞く結衣と、私も同じように体を前のめりにする。
「……言わね〜」
ボソッと濱谷くんが呟くと、結衣は「つまんね〜」と声を上げる。
そんな結衣をよそに、濱谷くんは「今はまだな」なんて呟いてから教室へと入って行った。
濱谷くんの好きな人、かぁ。
気になるなぁ。
あ、もしかして!結衣だったりして?!
今までの2人のやりとりを見てそんな風に見えたことないから考えたこともなかったけど、もしかして、その可能性もあるんじゃ?