制服レモネード
「ありがとう梓葉。あんなこと自分じゃ絶対言い出せなかった。きっかけ、作ってくれて、ほんとありがとう。あと、幸せにするは俺のセリフだから」
顔がみるみる熱くなっていく。
全く矢吹さんったら、ご両親がいる前で……。
「あら、まさか授久がそんなこと言えるようになってたなんてね」
「母さん盗み聞きしないで」
キッチンに向かおうとするおかあさんにそう声をかけた矢吹さんの声は、最初よりもうんと明るくなっていて。
「矢吹さんのお母さん、私も何かお手伝いします!」
立ち上がって優しい背中にそう声をかけた。
「あら、梓葉さんがよかったら『おかあさん』って呼んでくれていいわよ。お手伝い、お願いしてもいい?」
振り返ったおかあさんにそう言われ、嬉しくて自然と口元が緩む。
「はい!ありがとうございますっ!おかあさんって呼ばさせていただきます!」
そういって、キッチンでおかあさんの隣へと並んだ。
大好きな彼のお母さんに、名前を呼ばれて、おかあさんと呼んでいいと言ってもらえて。
こんなに幸せでいいんだろうか。
それから、私とおかあさんは一緒にキッチンで夕飯の準備をして。
その間に、矢吹さんとおとうさんは、はじめて一緒にお酒を交わしていて。
なんだか本当に、自分が矢吹家になった気がして、くすぐったい気持ちになる。
夕飯が出来てからは、4人でおかあさんの得意料理を何品も並べてお腹いっぱい食べて。
おかあさんが取り出してきた昔のアルバムを見せてもらいながら矢吹さんの幼少期の話を聞いて。
本当に楽しくて、気がつけば、あっという間に夜の9時になっていた。
顔がみるみる熱くなっていく。
全く矢吹さんったら、ご両親がいる前で……。
「あら、まさか授久がそんなこと言えるようになってたなんてね」
「母さん盗み聞きしないで」
キッチンに向かおうとするおかあさんにそう声をかけた矢吹さんの声は、最初よりもうんと明るくなっていて。
「矢吹さんのお母さん、私も何かお手伝いします!」
立ち上がって優しい背中にそう声をかけた。
「あら、梓葉さんがよかったら『おかあさん』って呼んでくれていいわよ。お手伝い、お願いしてもいい?」
振り返ったおかあさんにそう言われ、嬉しくて自然と口元が緩む。
「はい!ありがとうございますっ!おかあさんって呼ばさせていただきます!」
そういって、キッチンでおかあさんの隣へと並んだ。
大好きな彼のお母さんに、名前を呼ばれて、おかあさんと呼んでいいと言ってもらえて。
こんなに幸せでいいんだろうか。
それから、私とおかあさんは一緒にキッチンで夕飯の準備をして。
その間に、矢吹さんとおとうさんは、はじめて一緒にお酒を交わしていて。
なんだか本当に、自分が矢吹家になった気がして、くすぐったい気持ちになる。
夕飯が出来てからは、4人でおかあさんの得意料理を何品も並べてお腹いっぱい食べて。
おかあさんが取り出してきた昔のアルバムを見せてもらいながら矢吹さんの幼少期の話を聞いて。
本当に楽しくて、気がつけば、あっという間に夜の9時になっていた。