【書籍化&コミカライズ決定】悪役令嬢に転生した母は子育て改革をいたします~結婚はうんざりなので王太子殿下は聖女様に差し上げますね~
「これは私たちだけではありません。クラレンス公爵家に畏敬の念を抱いている貴族は多々いるかと思われます。私の父など…………」
ここからイザベル嬢の怒涛の褒め殺しが約1時間ほど続く――――――
「…………ですから、今日公爵家に来る事が出来て、こうしてオリビア様とお話しする事が出来て、私は…………天にも昇るほどの喜びを感じております」
散々褒め殺して最後を締めくくったイザベル嬢だけど、その間ずっと表情が変わらないままだった。
イザベル嬢って、面白いわね。もしかしてご家族は皆表情が変わらないまま熱い語りをなさるのかしら――