【書籍化&コミカライズ決定】悪役令嬢に転生した母は子育て改革をいたします~結婚はうんざりなので王太子殿下は聖女様に差し上げますね~
そちらがそうなら、私とて利用させてもらおうではないか………………そうだ、そうしよう。…………私の考えとは裏腹に一筋の涙が流れる。
泣いてなんになる。
私はこれからこの国の王妃になるのだ、国王に次ぐ権力の持ち主。
私が世継ぎを生み、国母になればさらに発言力は増すだろう。私を蔑み、利用してきたヤツらがひれ伏す時がくる。その為にこの男、アレクシオスにだって抱かれようではないか――――
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「おぎゃあっおぎゃあ……!」
「王妃殿下、元気な男の御子にございます!」
『おめでとうございます!』