【書籍化&コミカライズ決定】悪役令嬢に転生した母は子育て改革をいたします~結婚はうんざりなので王太子殿下は聖女様に差し上げますね~
自分よりも俄然張り切っているマリーを見ると、このドレスを着る緊張感が和らいだ。
「それよりもお嬢様は建国祭の祝賀パーティーに向けて、お体に磨きをかけてくださいね。イザベル様のところで鍛えてもらってる場合ではないのです!爪先までお手入れしなくては!」
「え…………やっぱりそういうものなの?」
「そうです!」
ひえ~~女子って大変!
そうは言われても私がじっとしているわけはなく…………さっそく翌日にはイザベルのところにせっせと通っていた。
帰ってきた時にソフィアから、マリーがいじけていたと聞いて、私はひたすら平謝りしたのだった。