【書籍化&コミカライズ決定】悪役令嬢に転生した母は子育て改革をいたします~結婚はうんざりなので王太子殿下は聖女様に差し上げますね~

 翌日は女子会と称して、ソフィアとマリーとイザベルと私の四人でお出かけし、カフェでお茶をしたり、しっかりお祭りを堪能した。

 心配性のお父様とヴィルがゼフの同行が必須という条件付きだったので、女子会にこっそりゼフがついて来るという……護衛なんだけどちょっとしたストーカーに見られそうなシチュエーションよね。


 ゼフも気まずく感じたりしないのかしら。まぁ任務だから割り切っているでしょうけど。


 6日目は少しお休みして、最終日の夜は花火があるので、また街に行ったメンバーで集まる事に――――とは言っても王宮なのだけど。

 街で見るのもいいけど、王宮のバルコニーならよく見えるし安全だからとヴィルが話を通してくれて、そこに集まる事になった。


 バルコニーにはテーブルも用意されていて、お茶をしながら楽しめるという。

 ソフィアにも見せたくて、一緒に馬車に乗って王宮に連れて行くと、物凄く緊張して固まっていたのにあまりの煌びやかさに、さらに固まってしまったのだった。

 すっかり日が落ちてから花火が上がり始める。


 「きれーい!」
 
 「ふふっ本当ね。ソフィアは花火は初めて?」

 「うん!」

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