【書籍化&コミカライズ決定】悪役令嬢に転生した母は子育て改革をいたします~結婚はうんざりなので王太子殿下は聖女様に差し上げますね~


 私が笑顔でそう答えると、レジーナ嬢はニコニコしたまま、また歩き始めたのだった。うしろからイザベルが耳打ちしてくる――――


 (何か変な空気を感じますね。お茶を飲んで少しお話したら、早めに退席した方がいいかもしれません)


 イザベルの言う通り、何か嫌な空気を感じる。

 この後のお茶会がどのようなものになるか分からないけど、私はレジーナ嬢に悟られないように、無言でイザベルにそっと頷いたのだった。

 
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