目と目を合わせてからはじめましょう
杖をつきながら歩きだすじーちゃんの後を雨宮が追う。
「ええっ。どこ行くのよ?」
私も後を追った。
じーちゃんが入ったのは、空港の中のショップだ。
「その格好じゃ、何だか落ち着かない。着替えてくれ」
「そうは言われましても、任務ですから。沖縄に到着しましたら、上着は脱がせて頂きますので」
「おお。これがいいか?」
じーちゃんは、真っ赤なTシャツを手にしている。雨宮の言葉は全く聞いていない。
「流石にそれは」
雨宮の顔が珍しく、焦っているように見える。
「咲夜、どれがいい?」
「ええ?」
そんな事言われたって、雨宮の好みなんてわからない。
シンプルで自分の好きなタイプの、白にロゴが入ったTシャツを手にした。
「おおいいじゃないか?」
じいちゃんが言う。
「申し訳ありません。せめて襟のあるものにして下さい」
ええ? 面倒臭いわね。
私は、あたりを見まわし、綺麗なモスグリーンに黒の切り返しのラインが入ったシャツを手にした。
「おお、とにかく着て見なさい」
じいちゃんに促されて試着室に入るしかなくなった雨宮は、瞬殺で着替えて出てきた。
「は、早いな」
流石にじいちゃんも驚いたようだ。
「依頼主から目を離す事はできません」
そりゃそうだわ。
でも、シャツ似合っているかも……
「よく似合っておるわ。さすが咲夜じゃな」
雨宮が、無表情のまま軽く頭を下げた。
ショップの外で、皆がそれぞれソファーに座り待っていた。私達がで出て来たのを確認すると、皆が立ち上がった。
これで何となく、リゾート行きの団体像が出来上がった気がする。
というか、そもそもSPが必要なのでしょうか?
「ええっ。どこ行くのよ?」
私も後を追った。
じーちゃんが入ったのは、空港の中のショップだ。
「その格好じゃ、何だか落ち着かない。着替えてくれ」
「そうは言われましても、任務ですから。沖縄に到着しましたら、上着は脱がせて頂きますので」
「おお。これがいいか?」
じーちゃんは、真っ赤なTシャツを手にしている。雨宮の言葉は全く聞いていない。
「流石にそれは」
雨宮の顔が珍しく、焦っているように見える。
「咲夜、どれがいい?」
「ええ?」
そんな事言われたって、雨宮の好みなんてわからない。
シンプルで自分の好きなタイプの、白にロゴが入ったTシャツを手にした。
「おおいいじゃないか?」
じいちゃんが言う。
「申し訳ありません。せめて襟のあるものにして下さい」
ええ? 面倒臭いわね。
私は、あたりを見まわし、綺麗なモスグリーンに黒の切り返しのラインが入ったシャツを手にした。
「おお、とにかく着て見なさい」
じいちゃんに促されて試着室に入るしかなくなった雨宮は、瞬殺で着替えて出てきた。
「は、早いな」
流石にじいちゃんも驚いたようだ。
「依頼主から目を離す事はできません」
そりゃそうだわ。
でも、シャツ似合っているかも……
「よく似合っておるわ。さすが咲夜じゃな」
雨宮が、無表情のまま軽く頭を下げた。
ショップの外で、皆がそれぞれソファーに座り待っていた。私達がで出て来たのを確認すると、皆が立ち上がった。
これで何となく、リゾート行きの団体像が出来上がった気がする。
というか、そもそもSPが必要なのでしょうか?