執行人
部屋の中には殺人罪、失踪中だった夫
エヴァンス・カーソンがいました。
主人が震えています。
やはり、怖かったんですね。
「それは女性ですか?もう跡形もなく散らかしたようですが。」
カーソンは女性とおもわれる死体を抱えていました。
床下にでも埋めようと考えていたのでしょう。
どの部位もつながっていませんが。
一人の死体ではなく、2,3人いるようです。
「ククク・・・。アリスか。こんな汚い塒にどうした?」
主人は私の手を目から離される。
「皇帝の命だ。お前を裁きに来た。」