執行人



カーソンは狂ったように笑ってこちらに走ってきます。


しょうがないですね。


主人が右頬の◆形の契約に手を当てる。


これ以上焦らすとナイフが主人に当たりますね。


私は人には見えないくらいの速さでカーソンの前に行き


右手をカーソンの腹に突き刺す。


貫通したそこからは血が噴出しました。


「こんな子供だが、これはゲームですよ。
 カーネルさん。」


主人は私を通り越してカーネルに近づく。


もうカーネルには反撃する力など残っていない。


虫の息ですから。


主人の手には大きな黒い鎌が。


契約の鎌・・・。







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