執行人
黒い、白
森を抜けると
遊園地のように開けた土地が。
まさにシンデレラ城のように美しいその屋敷は
全体が黒く恐ろしい。
だが、中では・・・
「お目覚めの時間です。伯爵公。」
「ん~・・・」
「いつまで寝ているのですか!起きなさい!」
バサッとかけてあったシーツを剥ぐ。
「ふぁ~・・・」
「おはようございます。まったくどうしてあなたは・・・。」
∑・・・失礼いたしました。
我が主のもとへ連れて行くと言いましたのに
このような場面で・・・。