執行人




「という訳で、主人、Will you dance?(踊りましょうか?)」


主人に手を差し出す。


「ヤダ'へ'黒と僕じゃ背が違いすぎる。」


ぐいっと主人の腕を無理やり引く。


私、素直なほうが好みですね。



「な゛何するんだ!」



「無理やりでも踊っていただきますよ^^?
 これは皇帝の命ですからね。」



無理やりワルツに入ります。



「そこで右にステップ。」



飲み込みが早いですね・・・。


「いいですか、誘惑するという事はあなたは女性役です。
 もっと華麗に美しく。」



嗚呼、さすが主人。


これでは踊は大丈夫そうですね。






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