執行人
そして翌日を迎えました。
午後6時。
もうそろそろですね。
「主人、行きますよ。」
部屋に入ると鏡の前でふるふると震えている主人。
「いかが、なさいましたか?^^」
「・・・。」
振り向かない主人。
「主・・・いえ、【アリスお嬢様】。」
「なんで僕がこんな格好っ///」
私は燕尾服(まあいつものことですが)、お嬢様は濃い青のドレス。
裾には豪華に大きな花の飾り物。
とりあえずウエストはコルセットを付けてくびれを、
髪にはヴィックを付けてロングの巻髪で高い位置のテールに。
顔の契約痕はファンデーションで何とか隠れました。
あくまで私の趣味ですが。
「お似合いですよ?^^」
「・・・さっさと行くノД;。」
「はい。お嬢様^^。」