執行人
会場前にはたくさんの方々。
さすが皇帝主催の舞踏会というだけもあって少々混みますね。
「さあ、馬車から降りてください。お嬢様。」
「・・・。」
先ほどから主人が膨れて口を聴いてくれないのです。
馬車から降りたお嬢様の頬を両端にのばす。
「う゛っ?!」
「笑顔です、お嬢様^^。」
「離して^^」
私はぱっと手を離します。
「可愛いですよ。お嬢様。」
「あ、ありがとう^^#」
「ぎこちないですね'з」