執行人


(アリス目線)


さっそくパーシヴァル伯爵との1曲目が始まった。


「お名前をお聞きしてもよろしいですか?」


27歳とは見えない若顔だな。


「アリスと申します。^ω^」


「おお、可愛らしいお名前だ。」


(男だがな♯)


「まあそんな^^。私、パーシヴァル伯爵に一目でいいから
 お会いしたかったんです。」


「ほう、それはなぜ?」


「とってもハンサムだと評判なんです^ω^。
 こうしてお目にかかれて光栄ですわ」


曲はどんどん進んで盛り上がりを見せる。



「うれしいね。僕もこんな可愛い子と出会えて光栄だ^^」


(可愛い#?)


「ところで、最近あったロンドンの放火事件、ご存知で?」



「ああ、ロンドン大火か・・・。もちろん知っているさ。それがどうかしたのかいレディー?」



(おえっ‐Д‐)


「きゃっ!」


いきなりワインを運んでいたボーイとぶつかった。



生憎にもシャンパンは僕のドレスを赤く染めた。


「まあ!ドレスがω・`。」


「申し訳ございません!こちらの不注意で・・・。」














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