美しき造船王は愛の海に彼女を誘う

 すると彼の顔が近づいてきた。私は目を閉じた。唇に温かい彼のぬくもりが落ちた。

「……ん……」

 彼は私を抱き寄せると、ぎゅっと抱きながらキスを繰り返した。

「あ、あ……」

 彼はソファへ私を横たえると首筋にキスを落として、手をカットソーの下から入れてきた。

 私が拒む様子のないのを見て取ると、服をまくって下着をずらして頂点にとうとうキスをした。

「あ、あー、あん」

「ごめん。止まらなくて……でも君のせいだ、かわいすぎるのがいけないんだ」

「……蓮さん」
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