美しき造船王は愛の海に彼女を誘う
「もしかして、役に立たなかったらクビですか?」
「そうだな、クビにはしないけど、次のチャンスは他の人になるかもね」
さくらは青くなった。
「えー?うちの店も見限られるってことですか?」
「あはは、そんなことはいわないよ。さっきの母への花束、母がとても喜んでくれた。ありがとう」
「それはとてもよかったです。そう言って頂けるのが何よりの励みになります。あ、お時間取らせて済みません。運びましょうか?」
「いや、いいよ」