美しき造船王は愛の海に彼女を誘う
さくらは名取に向かって言った。
「名取さん。それなら、私にそのイベントのフラワーアレンジメント教室を任せて頂けませんか?」
「急にどうした?」
「実は店のこともご相談したかったんですけど、いいことを思いつきました」
「は?」
「アレンジメント教室で集客して、そのまま続けたい人には毎週お稽古にして教えたらどうかしら?」
「なるほどね」
「うちのお花を使って頂いて、何かあれば買って頂けるようにもっていきます。イベントデイのタイアップをしたりできるといいですね」