結婚願望ゼロだったのに、一途な御曹司の熱情愛に絡めとられました
※
幸せな夢を見たと思った次の瞬間、酷い頭痛に襲われた。
イテテ。
なんでこんなに頭が痛いの。喉も渇くし。
「頭痛薬飲みますか?」
寝たまま頭を押さえていたら男性の声がしてドキッとした。
目を開けると上から私を覗き込む端正な顔があった。
……北沢先生!
「どうして先生が?」
「君が僕の部屋のインターホンを押したからですよ」
え? 何の事?
「全く、夜遅くに人の部屋のインターホンを何度も押して」
先生の手が私の頭を撫でる。優しい触り方に胸がきゅんとする。
「本当、九条さんは仕方のない人ですね」
フフッと口の端を上げて笑う先生は何だか機嫌が良さそう。
「……という事はここは1001号室?」
「そうですよ。昨夜は偶々こっちに帰って来てたんです」
じゃあ、今、寝ているのは先生のベッド!
「す、すみません! ご迷惑をかけました!」
幸せな夢を見たと思った次の瞬間、酷い頭痛に襲われた。
イテテ。
なんでこんなに頭が痛いの。喉も渇くし。
「頭痛薬飲みますか?」
寝たまま頭を押さえていたら男性の声がしてドキッとした。
目を開けると上から私を覗き込む端正な顔があった。
……北沢先生!
「どうして先生が?」
「君が僕の部屋のインターホンを押したからですよ」
え? 何の事?
「全く、夜遅くに人の部屋のインターホンを何度も押して」
先生の手が私の頭を撫でる。優しい触り方に胸がきゅんとする。
「本当、九条さんは仕方のない人ですね」
フフッと口の端を上げて笑う先生は何だか機嫌が良さそう。
「……という事はここは1001号室?」
「そうですよ。昨夜は偶々こっちに帰って来てたんです」
じゃあ、今、寝ているのは先生のベッド!
「す、すみません! ご迷惑をかけました!」