結婚願望ゼロだったのに、一途な御曹司の熱情愛に絡めとられました
「ここにキスしたい」
長い人差し指が私の唇に触れた。
「ダメです」
「どうして?」
色気のある瞳に見つめられ、体が熱くなってくる。先生に聞こえそうな程、大きな音で鼓動も鳴っている。恥ずかしい。動揺している事を先生に知られたくない。
「どうしてもダメ」
だってキスしちゃったら、私の恋心を知られそうで怖いから。
「僕が嫌い?」
「……き、嫌いじゃないけど」
「けど何?」
「先生に嫌われそうで怖い」
次の瞬間、先生の唇が私の唇に重なった。
伏せられた瞼と瞼を縁取る長い睫毛が目の前にあった。
先生とキスしている……。
柔らかな唇から先生の体温をしっかり感じる。
なぜこんな展開になっているの!
だって先生、私に恋愛感情ないんでしょ? どうしてキスするの?
そう思った時、唇が離れ、伏せられていた瞼が開く。
至近距離で目が合い、また心臓が飛び出しそうな程、ドキッとした。
「学会から帰って来たら、続きをするから覚悟しといて」
「つ、続きって……」
「桜子を抱きたい」
私の髪を梳きながら放った言葉が胸に突き刺さる。
私を見る瞳は怖いぐらいに真剣で、冗談で言っているんじゃないとわかる。
長い人差し指が私の唇に触れた。
「ダメです」
「どうして?」
色気のある瞳に見つめられ、体が熱くなってくる。先生に聞こえそうな程、大きな音で鼓動も鳴っている。恥ずかしい。動揺している事を先生に知られたくない。
「どうしてもダメ」
だってキスしちゃったら、私の恋心を知られそうで怖いから。
「僕が嫌い?」
「……き、嫌いじゃないけど」
「けど何?」
「先生に嫌われそうで怖い」
次の瞬間、先生の唇が私の唇に重なった。
伏せられた瞼と瞼を縁取る長い睫毛が目の前にあった。
先生とキスしている……。
柔らかな唇から先生の体温をしっかり感じる。
なぜこんな展開になっているの!
だって先生、私に恋愛感情ないんでしょ? どうしてキスするの?
そう思った時、唇が離れ、伏せられていた瞼が開く。
至近距離で目が合い、また心臓が飛び出しそうな程、ドキッとした。
「学会から帰って来たら、続きをするから覚悟しといて」
「つ、続きって……」
「桜子を抱きたい」
私の髪を梳きながら放った言葉が胸に突き刺さる。
私を見る瞳は怖いぐらいに真剣で、冗談で言っているんじゃないとわかる。